正統派の出会い系
よく「まわりの人に迷惑をかけたくないから、ボケたくない」という人がいますが、周囲の人にとっても、本人にとっても、病というカルマを受け入れていくことが必要です。肉体の力が尽きるまでは、頑張らなくてはいけません。
認知症については後述しますが、その闘病の中で得られる学びもまた大きいのです。
簡単に投げ捨ててしまっていい命は、どこにもありません。
では臓器移植については、どうでしょう。
臓器移植ももちろん、時代のカルマです。
私たちが引き受けなければいけないものなのですが、今後、どこまでこの科学医療を発展させるべきか、今、私たちが熟考しなくてはいけない課題だと思うのです。
拙著『Sセルフーヒーリング』で書いたように、スピリチュアリズムでは、病気もひとつのメッセージととらえます。
病は、ただの厄介な出来事ではなく、自分の思いグセに気づかせてくれる大切なものでもあります。
それぞれのケースできちんと受け入れていくべきなのです。
どこかが悪くなったから即、臓器移植ということになると、故障した部品を交換するのと同じことになってしまいます。
臓器をひとつのパッと考えて、 取り替えれば病が治ると安直に考えてほしくないのです。
それでは、病を自分自身の人生の学びと考えられなくなってしまうからです。
また、安易に臓器移植を許容することで、臓器売買や、クローン技術の発達による臓器の製造などにまで発展しかねません。
そういった事態には警鐘を鳴らさなくては いけないと思います。
人の命に対して、人がどこまでコントロールを加えても許されるのか。
これから叡智を結集して、人類が結論を出さなくてはいけない問題です。決して安易に突き進んでいい道ではないのです。
もちろん、幼い子どもが心臓移植をすれば治る、というようなケースは話が違います。
その子をなんとかして助けたいと思う親の愛情、周囲の人の愛情、経験するのは、かかわる人全員にとっての貴重な学びです。
お金が足りなくて手術を受けら れない、その葛藤も貴重です。
その中で助け合い、支え合う人の輪のすばらしさ。
短絡的な臓器移植がたましいに学びをもたらさないのとは打って変わって、深い学びになるのです。
すべては動機が決定します。
愛にもとづく臓器移植か、それとも病からの逃避による臓器移植か。
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